股関節の痛みは10代〜ご年配までどの世代にも起こり得る症状ですが、その内容は各世代で少しずつ異なります。
スポーツを行う10代に多い股関節インピンジメントやグロウインペイン、女性に多いリウマチ性股関節炎、事故や転倒などの衝撃で受傷する股関節捻挫や外傷性股関節脱臼など、さまざまな症状がありますが、こちらのページでは股関節の痛みに関する症状で圧倒的に多い変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)についてご紹介いたします。
変形性股関節症とは、股関節の軟骨がすり減ることで骨が変形してしまう病気で、40代以上の女性に多く発症します。
最初は立ち上がりや歩き始めに違和感を感じる程度ですが、症状が進むと股関節を動かすと常に痛みを感じるようになり、最終的には寝返りを打つのも痛かったり、何もしていなくても痛みを感じるようになるので注意が必要です。
放っておいて良くなることはほとんどなく、症状が改善するのに時間を必要とするため、股関節に違和感を感じたらなるべく早くご相談ください。
変形性股関節症は一般的に一次性と二次性に分けられます。
明らかな疾患がなく、体重増加やスポーツ、肉体労働で股関節に負荷がかかった結果として生じる痛みは「一次性」とされ、生まれつき股関節の一部がうまく噛み合っていない臼蓋形成不全や股関節脱臼などの「疾患」が関係する変形性股関節症は「二次性」に分類されます。
アメリカでは、重すぎる体重によって発症する「一次性」の割合が多いのですが、日本人の場合は「二次性」の変形性股関節症がほとんどです。というのもアジア人、特に日本人女性は生まれつき臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)を有している人が多く、無自覚のまま出産、家事、育児と股関節に負荷をかけて年齢を重ねてた結果として、いよいよ痛みを発症したというケースが多いと言われています。
病院で変形性股関節症と診断され手術を勧められていて悩んでいる方は、少しお待ちください。
股関節の痛みで病院を受診すると、かなり高い確率で変形性股関節症、軟骨が減っていると診断されますが、軟骨は骨といっても90%以上が水分であり痛覚を感じる受容器がないので、軟骨が減っているだけで痛みは発症しません。
剥がれ落ちた軟骨が関節内で悪さをしているかもしれませんし、股関節周りの筋肉や腱・靭帯・筋膜が原因の可能性もあります。
変形性股関節症は、保存療法(手術をしない治療)で改善することもあるので、手術に踏み切る際には、よくお医者さんとご相談してください。もし不安な点があるようでしたら、セカンドオピニオンを必ずされてください。
レントゲンやMRI、画像のみの判断で手術に踏み切るのは、患者さんにとっても我々にとっても悲しいことです。
股関節の痛みの原因を特定することが何より重要です。
軟骨が原因ではなく、股関節周囲の筋肉・腱・靭帯、仙腸関節(骨盤)の機能低下由来の股関節の痛みという可能性も十分にありえますので、手術をする前に保存療法での治療をしてみる事も大切かと思います。
まずは徹底した「問診」「検査」「触診」にて原因を見極めます。患者様ご自身の状態についてご理解・ご納得いただいた上で施術を開始いたしますので、ご安心ください。
当院は決まった治療を行うということはございません。
見極めた原因と体質を元に、下記治療法の中から最適なものをご提案いたします。
治療が終わった後は効果をご確認いただきます。
早く症状が改善するように来院頻度や治療期間・日常での生活指導をご提案し、治療計画書をお渡ししています。患者様からのご質問には分かりやすくお答えするので、ご不明な点はためらわずに聞いてください。
皆様に安心して通院していただけるように心がけています。
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