テニス肘とは、主に片手のバックハンドのオーバーユースが原因で肘の外側が痛むことを上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と呼びますが、実際にはスポーツ以外の仕事や日常の動作、加齢が原因で発症するケースも少なくありません。
40代以降の女性が、ホルモンバランスの変化が原因となり軟部組織(腱・靭帯)に変性を生じさせてしまい痛みを引き起こしているケースもあります。
上記でも述べましたが、近年スポーツをしていない人でテニス肘を発症する人が多くいらっしゃいます。
運動に起因しないテニス肘の原因として下記の2点が挙げられます。
デスクワークが原因でテニス肘を発症する方が増えています。
手首を外側にやや反らした状態でキーボードやマウスの使用を長時間し続けると肘の筋の付着部で炎症が起きて、テニス肘の原因となります。他にも料理人や運送業、建築業などの、手首を良く使う仕事が原因で発症するケースもあります。
重いものを持ち上げたり、重い鍋やフライパンを長時間振ったりすることで、手首と腕に繰り返し負担がかかりテニス肘の原因となります。
このタイプは40代以降の女性に多く、中には両肘に発症しているケースも少なくありません。筋力の衰えや柔軟性の低下、ホルモンバランスの変化が一因にあると考えられており、肘周りの軟部組織(腱・靭帯)に変性を生じさせ、痛みを引き起こします。
また、女性に多い原因としては、もとの筋力が弱いことや育児で子供を抱っこする機会が多いこと、家事でよく腕を使うことが考えられます。肘の曲げ伸ばしもできないくらい痛みを感じる方は、症状の改善が遅い傾向にあるので要注意です。
肘の外側が痛み始め、すぐ治るだろうそのまま放置し、気づけば数年も痛みを抱え、日常生活にまで支障をきたしている方も少なくありません。
また、注射により一時的に痛みを抑え、「約4か月後に痛みが再発する」を繰り返し、軟部組織がボロボロになっていたというお話も耳にします。2度目の注射を考えている方は、一度保存療法を検討することをお勧めします。
少し前まで、テニス肘がなぜ痛むのか、そのメカニズムが解明されていませんでした。しかし、最近の研究でテニス肘を訴える方の肘周辺には、平常時では見られない異常な血管があると発表されました。この異常に増えた血管は通称「モヤモヤ血管」と呼ばれます。
なぜモヤモヤ血管ができてしまうのか。それは患部に負荷がかかり炎症が起きると、身体はその部位を自己治癒しようと毛細血管を増殖させます。その異常に増えた毛細血管は複雑に入り組んでおり、酸素や栄養を運ぶのを妨げたり周囲の組織に悪影響を及ぼして痛みを引き起こしていることが考えられています。このモヤモヤ血管は通常自然に消えると言われていますが、仕事やスポーツで継続的に負荷がかかると消えづらくなってしまいます。
痛み改善のためには原因である余分な毛細血管を減らさなければいけません。湿布や痛み止めだけでは、テニス肘の症状改善は難しいということです。
当院ではモヤモヤ血管を減らすために関東には当院にしかない治療器や筋膜リリースなどを組み合わせて施術いたします。治療と肘への負荷の軽減の双方を早期に行っていく必要があります。
テニス肘と言っても一括りに皆様が痛めている部位も症状も同じではありません。
また、頚肩腕症候群や胸郭出口症候群を併発している方もいらっしゃいますので、しっかりと問診・検査により症状を把握いたします。
当院はテニス肘の方に決まった治療を行うということはございません。
見極めた原因と体質を元に、下記治療法の中から最適なものをご提案いたします。
患者様ご自身の状態についてご理解・ご納得いただいた上で施術を開始いたしますので、ご安心ください。
治療が終わった後は効果をご確認いただきます。
早く症状が改善するように来院頻度や期間をご提案し、トレーニングやケア方法もアドバイスいたします。患者様からのご質問には分かりやすくお答えするので、ご不明な点はためらわずに聞いてください。
皆様に安心して通院していただけるように心がけています。
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