慢性腰痛の悪化とぎっくり腰に注意

今年は、6月から30度超えとかなり暑い夏が予想されています。夏は暑いから身体が軽くなる、痛みが軽減するという事が良くあるかと思いますが、それも間違いではありません。気温が高ければ冬に比べると身体の中の血流が良くなるため、身体が楽になるかと思います。

しかし、これだけ暑いとどうしても冷たい飲み物や食べ物を欲してしまうのも仕方がありません。ですが冷たい物を摂取しすぎていると内臓が冷えてしまい、身体中の血流が悪くなり、様々な部位の不調を来す恐れがあります。腰痛に限って言いますと内臓の後ろ側にある腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)が冷えてしまい、うまく機能が出来なくなるがためにその後ろ側の腰に負担がかかり。腰痛を引き起こしてしまうと言われています。腸腰筋は、背骨の前側にくっ付いているのですが、『大』が付くほど大きい大腰筋と腸骨筋で構成されています。腰痛というと後ろ側に目が行きがちですが、前側にあるこの大腰筋がとても重要です。デスクワークの方であれば、長時間座っている事でこの大腰筋が潰され血流が悪い状態にあります。長時間の座位の後に立ち上がる瞬間に傷めるぎっくり腰は、このタイプかもしれませんよ。日頃から腸腰筋のストレッチと暖かい飲み物および常温を摂取するようにすると良いかと思います。

この夏、まだまだ暑い日が続きます。アルコール摂取を良くされる方は、お水や麦茶を摂取しながら楽しんでください。アルコールは飲まないけれども冷たい物ばかり摂取している方は、常温や温かい飲み物を摂取して内臓を温かくしてあげましょう。腹巻なんかも良いですね。